e元素(e-yooso) Z-88のスイッチ交換と注意点

おはようございます。Azusaです!

今回はe元素のZ-88というメカニカルキーボードを購入したので、スイッチ交換をするときの注意点などを記載していこうと思います。

まず、e元素のZ-88というキーボードにはコンパクトサイズのものとフルサイズのものがあり、私はテンキーが欲しかったのでフルサイズのものを購入しています。

簡単にスペックを紹介いたします。

e元素 Z-88のスペック

・104キーUS配列
・Outemuのスイッチ搭載(軸は青赤茶黒から選択できます)
・HotSwappable(キースイッチがはんだ付けされておらずソケットなので交換可能)
※ただし注意点あり(後述)
・RGBバックライト搭載(規定の7色からの組み合わせや単色のみ)
・マクロキー等の特殊機能は無し

上記のように至って普通のUSキーボードです。

他社製スイッチを使う場合の加工等について

購入したのは茶軸ですが、私には重く感じたためGateronの茶軸に変更したり、Outemu茶軸のスプリングを交換して軽くしたりを試していた中での注意点等を記載していきます。

さて、本題のホットスワップに対応しているということですが、Outemuスイッチ用に特別に作られているもののようで、他社スイッチに比べてピンが細いため、ソケットの差し込み穴もかなりキツめに作られています。

更に、一般的なホットスワップ対応キーボードに搭載されているものは左右もしくは上下両面から挟み込むようにして接点を保持している事が多いかと思いますが、e元素のキーボードのソケットは単純に穴が空いているだけであり、太いピンを無理やり挿し込んだり何度も抜き差ししていると緩くなってしまって接触不良が起きやすいのではと心配になってしまいます。

そのため、Outemu以外のスイッチを挿し込もうとしてもピンが曲がってしまったりする可能性が高く、スイッチのピンに多少の加工をしたほうが挿し込みやすいですし、ソケットの寿命から見ても良いのではないでしょうか。

私が試した限りでは、Gateronのスイッチはそのままでは一度も入らず、無理やり押し込むとピンが曲がってしまいました。

Gateronのスイッチでは、ピンの先端をニッパー等で細く鋭利にカットすることで挿入できるようになるので、もし試される方は下記の画像のようにカットしてみてください。

カットしすぎると逆に接触不良で反応しなくなったりもしますので、一気に全数をカットするのではなく、一つお試しでカットしてから反応するのを確認して、残りを同様にカットするといいかと思います。

その他のスイッチ等に関しては所持しておらず試してないのですが、同様に先端を細く加工することで使えるようになるのではと考えてますが、ピンの形状や材質によっても加工難度が違ったりするので試す方は慎重に…。

スイッチ交換の注意点!!!

ここまでは普通のスイッチの交換手順でしたが、いざ交換するときに注意しなければならないことがあります。

上記スイッチの加工等の項目で、無理やり差し込もうとするとピンが曲がると記載しましたが、他社製スイッチだけでなく純正のOutemuスイッチでも気をつけないとピン曲がりは起きますので、Outemuだからと安心して雑に交換するのはめたほうがいいかもしれません。

ピン曲がりによって何が起きるのかといいますと、基板のパターンが切断される可能性があります。

私がOutemuのスプリングを交換したスイッチを元に戻しているときに実際に起きたのですが、無理やり押し込むことにより、ピンが曲がりながら先端で基板を引っ掻いたようになり、スイッチ周辺のパターンが切断されてスイッチが反応しなくなりました。

ピンの曲がる方向にもよりますし、必ず起きるわけではありませんが、切断され方によっては再起不能になりますし、自力で直すにしてもはんだ付けできる人でないと厳しいでしょう。

私の場合は右Altキーが効かなくなってしまったのですが、先端の尖ったピンセットで切断されたパターンの両端を少し削って銅箔部分を露出させ、フラックスを塗った上で両端をブリッジさせるようにごく少量のはんだを流し込み、なんとか生き返りました。

下記画像の”ALT-R”と書かれたところの下の銀色の横線のような部分がはんだで手直しした部分です。

e元素のキーボードのソケットは穴の大きさがまばらだったりするので、キチンと挿し込めていても結構力が必要だったりするので、ピンが入っていることをきちんと確認してから押し込んだほうがいいと思います。

スイッチを交換しようとされている方はご注意ください。

このようなトラブルが起きなければスイッチの挿し替えも楽しめますし、打鍵感も特に悪くはないのでお買い得だとは思うのですが…同じような値段でホットスワップ対応したメカニカルキーボードってあまり無いですしね。

多少のトラブルなら自力でなんとかするぜ!って方とか、スイッチとか余程の事がないと交換しないし…って方は試してみるのもありかもしれませんね。

本体価格だけで比べるならKeychronのC2とかスペックも同等ですし、公式からならホットスワップ対応モデルでも割とお安いのでアリかなぁと思いますが、送料とか考えると結構差がついちゃうので…。

(といいつつ、私はポチりましたが、それについてはまたの機会に)

というわけで、今回はe元素のZ-88 フルサイズキーボードについてお伝えしました!

ではではまた~♪

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