RaspberryPi + Volumioでつくる簡単ネットワークスピーカー Part 2
前回の続きです♪
前回はmicroSDカードにVolumioをインストールするところまででした。
今回は初回起動からAirPlayにてiPhone等から音声をVolumioに送って再生するところまで書いていきたいと思います。
microSDカードの作成から知りたいよ!ってかたは↓の記事から御覧ください。
さて、前回の最後に書いてある通り、PaspberryPiにはLANケーブルを挿した状態で起動します。
起動してしばらく経ったら、PC等のブラウザで”http://volumio.local“にアクセスしてください。
すると以下の画像のような初期設定ウィザードが表示されます。

一番最初は言語設定ですので、”日本語”を選択して”Next”をクリックします。
次に表示されるのはVolumioに名前をつける画面で、複数台のVolumioを起動している場合等に識別するための名称を指定します。
一台しか動かしていない場合はそのまま”Volumio”で問題ないかと思います。
また、この名称を変更するとアクセスするためのURLも変化しますので、変更する場合は注意が必要です。

その次は音声出力の設定です。
今回は、”できる限り簡単に”というコンセプトですので、I2S DAC等は最後に軽く紹介するだけに留めますので、RaspberryPiに搭載されているステレオジャックから出力するための設定として”NO”を選択します。
別途I2SのDACを接続している方は、画像のように”YES”を選択して、適正なDACのモデルを選択してください。

次は設定項目の詳細設定を表示するかという項目です。
よくわからない場合はそのまま”Next”で問題ありません。

その次のネットワーク設定では無線LANで接続する場合の設定です。
設定完了した後に別の場所で無線経由で稼働させたい等の場合は、自分の使っているWifiの設定をしておいてください。
そのまま有線で稼働させる場合は何もせずに”Next”でOKです。
その次の設定は、ネットワーク上に別のファイルサーバ等がある場合に、そこに配置されている音楽等を読み込めるようにする設定ですが、今回は何もせずに”Next”をクリックして進めます。
最後に、寄付したい人はしてねって項目ですが、したい方はPayPal経由で寄付することができます。
どちらの場合でも”Account”をクリックすれば初期設定は完了です。

さて、ここまで来たので接続の確認をします。
例としてiPhoneのAirPlayで確認をします。
WifiでRaspberryPiと同じネットワークに接続されているiPhoneのコントロールセンターから再生コントロールの右上のアイコンをタップします。

タップすると以下のような画面になりますので”Volumio”が表示されていればタップすることですべての音声がVolumioに接続したスピーカーから出るようになります。

以上でネットワークスピーカーの構築は完了です!
表示されない場合等はきちんと同じネットワークに接続されているか等を確認していただければと思います。
ついでにですが、Volumio自体に音声ファイルを配置していつでもお気に入りの音楽が聴けるようにするためには、エクスプローラーのアドレスバーに”\\volumio.local”と入力して、表示されたフォルダのうち”Internal Storage”というフォルダに音声ファイルをコピーすれば、Volumioから直接再生できるようになります。

いかがでしたでしょうか?
ほぼやることはmicroSDカードにVolumioをインストールするだけですので、簡単にネットワークスピーカーが構築できます。
興味のある方は是非チャレンジしてみてくださいね♪
また、今回紹介していない設定等もありますので、いろいろ試してみるのも面白いと思います。
何かがあってVolumioが起動しなくなってしまっても、SDカードを作り直せば何度でもやり直しできますので。
最後に、私の使っているI2S DACの紹介をしておきます。
PIFI Digi DAC+というI2S DACを使用しています。

こちらのDACは、Volumio上では”Hifi Berry DAC Plus”というものを選択すればOKです。
RaspberryPi用のDACには沢山種類がありますので、どれを選択すればいいか等は購入した商品のマニュアル等を参考にしてください。
ではでは、今回はこのへんで失礼いたします。