発振しないオペアンプ?(BD77502FVM)

こんにちは!Azusaです。

前回の記事を見ての通り、最近自作エフェクターにどっぷりで、色々試したりしています。

その中で、一定のゲイン以上に上げるとピーッと発振(?)してしまうものがあり、その対策を検索していたところ、ROHMより発振しないオペアンプ(BD77502FVM)が製造されていると知り試してみました。

まず、このオペアンプはMSOP8パッケージなので、秋月電子で販売されているデュアルオペアンプ用のMSOP8→DIP8変換基板にてDIP8に変更した後にTL072より挿し変えました。

結果は…変わらず…ピーッと言い出す場所も同じでした。

さて、このエフェクターなのですが、前回の記事とは別物ですが、ブースター+オーバードライブという構成は同じでして、ブースター側を切ると発振と思われる音はしなくなります。

そこで、ブースター側のトーンを絞る(=ハイを削る)と高周波音も消えることに気づきました。

ん…これは、ブースター側で高周波がアウトプットに乗ってオペアンプで拡大されているだけなのでは…?

ただ、別筐体のブースター(同じ回路)経由では問題ないので、電源周りからオーバードライブのノイズが回り込んでることが原因のような気がします。

というわけで、ごめんなさい。

今回のタイトルにある発振しないオペアンプですが、原因が異常発振ではなくノイズを拡大しただけの通常動作だと思われるので、そもそもオペアンプのせいでは無かったようです。

因みにオーバードライブの回路には真空管を組み込んでいるのですが、真空管からのノイズが回り込んで悪さをしていると考察されている方もおられましたので、そちらの線が濃厚なのかなと。

気が向いたら電源周りの回路を見直してみようかなと思います。

今回は検証的には面白くない結末でしたが、今後この発振しないオペアンプが活躍する日が来たら嬉しいなぁと思う次第です。

ではでは〜。

追記:

ノイズが回り込みそうな場所やグラウンドをダイオードで切り離して、ノイズが減らないかを試していたところ、ダイオードは関係あるかはわかりませんが、とある配線が真空管に近づくと高音のノイズが発生することを確認しました。

できる限り真空管につながる配線以外を遠ざけて配置したところ、高音ノイズは鳴らなくなりました!

前回の記事と同じセリアの銀色のブリキ缶での制作で、真空管は蓋の真ん中上部に立てる形で配置です。

真空管の位置と近すぎると発生するようなので、コンパクトエフェクターサイズのケースで真空管も内蔵等の密な配置になると厳しいかもしれませんね。

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