PLAYTECH ST250LHをゲットしました!

こんにちは! すでに夏バテしてる疑惑があるAzusaです笑

今回は、サウンドハウスのオリジナルブランドであるPLAYTECHのストラトキャスタータイプのエレキギターであるST250LH (←レフティです)を入手したので細部まで作り等を確認していきたいと思います♪

価格は10,300円で、レフティではない場合は9,980円となんと一万円を切っていますが、安かった時には6000円程度で買えていたこともあるというから驚きです!

到着&梱包

まず、届いたままの姿がこちら↓

梱包に関してですが、ギターサイズのダンボールに、底部とネック部分に発泡スチロールで補強した状態で届きました。

本当に必要最低限という感じで、こういったところでもコストダウンを図ってるんだなと感心してしまいました。

ピッカピカです!

指板はメイプルにしましたが、通常モデルではローステッドメイプルとかボディの色もたくさんあるので羨ましかったです…笑

新品なので当然といえば当然ですが、見える部分に傷や打痕等もなくキレイでした。

ゲットする前にレビューなども読んでいたので、どんなものが来るかとドキドキしていましたが、とりあえずは大丈夫でした。

また、レビューにレフティの場合、ナットが右用のものを流用していることや、トレモロアームが右用だったなどとも書いてありましたが、トレモロアームはきちんと左用のものが同梱されておりました。

ナット

ナットについてですが、横から見ると…

確かに右用のものを流用しているようで、ヘッド側が高くなっていますね。

これは後から気づいたのですが、右用のものを流用してはいるものの、弦を乗せる溝の傾斜に関してはボディ側が高くなるように削ってありましたので、一応ボディ側の端が支点になっており、見た目を除けば機能的には問題ないようになっていました。

とはいえ、ちょっと見た目的にも気に入らないですし、素材もプラスチックでしたので、余っていた牛骨を使って自分でナットを作りました。

まだ溝切りはしていない状態のものですが、それがこちら↓

この後に形を整えて溝を切って装着しました。

ブリッジ

あと、表に見えるところで少し気になったのは、ブリッジのコマの高さ調節のイモネジが一本錆びているものが混じっていたことくらいでしょうか。

まぁネジ系統に関しては消耗品だと割り切っているので、何か不都合が出たら変えようかなと思います。

トレモロに関してはちょっと硬すぎるかなと思いましたが、私はトレモロを使わずにブリッジもボディベタ付けで使うつもりなので、調整でどうにかなるかは試していません。

裏面のキャビティを開けるとキチンとアースの結線もしてありましたし、ビスを緩めればトレモロももっと軽くなるのかな…? 動かす気がなかったので、逆に強く締め込んだため可動域等は不明です。

一応ブリッジを留めている5本のビスには少しの遊びがありましたので、多分動くのでしょうね。

ペグ

次にペグですが、安いペグといえばノブがカチャカチャ言うものが多いイメージですが、6個全てガタツキ等はなく、無負荷でも少し力が必要でしたので滑りが悪いと感じたのはありますが、価格から考えると十分なのではないでしょうか。

コントロール類

とりあえずキャビティを覗く前に音を出してみようということでつないだのですが、ボリュームとトーンの回転が逆回転になっておりました。

更にツマミは右用のものと同じものを使用しているので、ボリュームだと10で消音、0で最大になるという不整合が。(トーンも同様に0で原音、10で高音カットでした)

これはレフティ限定の問題ですね。

左右対称にするために回転も逆にしたみたいですが、ツマミがそのままなら通常のギターと動作が反転するので、回転は無理に逆転させないほうがいいような気もします。

私はキャビティを開けたときにポットの配線をやりなおして回転方向を元に戻しました。

ノイズ

さて、次に気になるのはノイズ問題ではないでしょうか。

やはりシングルコイルですので、スイッチが各ピックアップ単体の時はそれなりにノイズが入ります。

フロント+センターやセンター+リアの場合はハムキャンセルが効いてノイズレベルも格段に下がりますので、センターピックアップは逆巻逆磁相になっているみたいですね。

また、弦アースもきちんと取られているので、弦や金属パーツに触れればノイズはキチンと減りました。

何も触れていないときのノイズは結構多いように感じましたので、気になる方はキャビティ内部を銅箔テープでシールドするとかの対策を取られるといいと思います。

メインキャビティ内部

さて、目に見える部分はだいたい紹介し終わりましたので、今度は内部に迫ります!

最初に張ってあった弦とはオサラバして、ビックガードのビスを外し、ピックガードを外してご対面です。

ついでにジャックのパネル内部も↓

ピックガードの裏面↓

見た瞬間に「めっちゃキレイやん!」と言ってしまったくらいにはキレイです。

少しの木くずみたいなものはありましたが、ザグリもきれいに掘られていて、なによりピックアップ部分が広くザグられているので、ピックガードさえ用意できれば簡単にハムバッカーも搭載できそうなのがGood!

内部の段差なども必要最低限にしかないので銅箔テープでシールディングするのも簡単でした。

というわけでこちらです↓

ピックガードの裏側も含めてキッチリ銅箔テープでシールディングしました。

ついでに、ジャックパネルのプレートの黒仕様が余っていたので、黒に変更しています。

5ウェイスイッチ

さて、ノイズ対策も大詰めになってきました。

最後は5ウェイスイッチです。

というのも今回一番苦労したのがスイッチのノイズカットでして、ピックガード裏面の画像を見てもらえるとわかるのですが、ついていたのは↓の商品のようなスイッチでした。

このスイッチのレバー部分なんですが、スイッチ本体の金属部分との接点がスリットの部分しか無いので、レバーを動かそうとノブをつまむとノイズが走ってしまうことが多く、安定しないのです。

というわけで、スイッチを分解して、レバー部分の金属とスイッチ本体の金属筐体部分をワイヤーで繋いで再度組み立てて使用することにしました。

ちょっと強引な手段でしたが、ノブを触ったときのノイズも無くなりましたし、いざとなったら交換すればいいやという精神で笑

そんな感じのスイッチなので、スイッチは出来ればそれなりのものに交換したほうがいいかなと思います。

最後にポットの配線を通常と同じ回転になるようにはんだ付けしなおして作業完了です!

弦を張って、ネックの反りや、ナットの溝及びブリッジのコマで弦高の調整、ピックアップの高さの調整、最後にオクターブチューニングを合わせて完成しました♪

パっと見だとジャックのプレート以外何も変わらないですが笑

音を鳴らしてみましたが、ノイズもほぼなくなりましたし、元値1万円程度とは思えないくらいです。

最後にまとめて終わりにします!

まとめ

今回は主にノイズ対策などで手を入れておりますが、それを抜きにしても約1万円とは思えないクオリティの製品だと思います。

今まで1万円台のギターの内部等を数本見てきましたが、大体がキャビティ内は見れたものではないような状態でしたし、なにか手を入れるのにも一苦労するような状態だったので、今回のようにシールディングが楽だと本当にありがたいです。

スイッチとナットに関しては、替えたほうがいいかと思いますが、私のように全部自前でどうにかするぜっていうのも楽しいので気になる方はチャレンジしてみてください♪

ナットにしろスイッチにしろ、駄目にしてしまったら最悪買えばいいので笑

少しの調整は必要かと思いますが、初めてのギターに購入してみるのも全然ありだと思いますし、知識や技術のある方がこのギターをベースにして魔改造するのにも適していると思います。

本当にサウンドハウスさん大丈夫なの…?(いい意味で)って思ってしまうような出来でしたね。

今回私の購入した個体がたまたま当たりだった可能性はあるかもしれませんが、何だかんだで価格が安いのでハズレ引いてもダメージはそこまで無いかなと笑

レフティのギターやベースは選択肢がすごく少ないので、こうやってオリジナルブランドで出してもらえてることが本当に嬉しいですし、感謝しかないです…!

欲を出して言うならTLタイプのレフティも是非!!!

というわけで、今回はPLAYTECHのST250LHをレビューしてみました♪

ではでは〜!

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